6. 水改め
姫路城の歴代城主たちは、姫路に入封するとすぐに姫路城の状態を確かめるために
『水改め』という測量を行っています。水改めには二通りのやり方があります。
ひとつは『立水改』です。もうひとつは『陸水改』と言います。立水改とは、床に穴
を開けて錘を垂らして垂直方向の傾きを調べる方法です。陸水改とは、床に水準器を
置いて水平度を測定するものです。
水改めの後、城の様子が判ると補強の為に支柱を追加しています。しかし、天守の傾
きの根本的な原因は天守の巨大な重量に地盤が耐え切れずに起る礎石の沈下と各階の
使用木材の歪みが積み重なって年を経て傾きが増していったものであり、単に支柱を
入れただけの補強では傾きの進行は止められませんでした。
とは言うものの、不完全ながら歴代城主たちが施した修理のおかげで現在に至るまで
姫路城が倒壊せずに持ち堪えられたと言えます。
寛保三年(1743)には天守閣の軸部に斜材を入れて固める三角固定法によって傾きの進
行を防ぐ工事が行われています。この時の修理によってなんとか傾きは止まったようで
した。(この修理が行われてから後には水改めは行われていない。)
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