17. 心柱二本継ぎの謎 1 
姫路城には城を支える続ける二本の心柱があります。ひとつは地階から6階床下まで一
本材で通っている東の心柱。もうひとつは3階床上で二本継ぎされている西の心柱です。
でも何故西の心柱だけ途中で継がれているのでしょうか?。素人でもわかることは、柱
は一本材で造った方が強度的には勝るということです。なのにわざわざ二本継ぎで組み
立ててあるのには何か理由があるはずです。この問いに対する答えは姫路城の構造を調
べることによって解き明かされます。大天守の構造を判り易く例えると、二本の心柱を
核として、柱や梁で組まれた「箱」を4つ積み上げたものと考えるといいでしょう。地
階から2階までを一つ目の箱とし、3階を二つ目、三つ目の4階部分は3階より少し大き
く張り出していて、最後に5階と6階をまとめて四つ目の「箱」とします。1階と2階の
平面積はほぼ同じでおよそ166坪です。3階から上は徐々に逓減(平面の大きさが減少
すること)していきます。このことは姫路城を美しく見せるための手法でありますが、
引き替えに構造面では大きなストレスを抱え込んでいる原因ともなっています。
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