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20. 組み立て再開
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大天守の組み立ては、西の心柱がなくても組み上げていけるところまでで工事は一時中断
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していました。側柱は立っていましたし、東の心柱も根継ぎを終えて立っていました。
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でも、西の心柱がないことには、東の心柱一本だけでは梁が架けられなかったのです。
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「昭和の大修理」では出来る限り古材を再使用して、新材を使うところはどうしても必要
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な箇所しか認めないというのが基本的姿勢でした。新しい木を使って姫路城を修理すれば
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耐用年数が延びるかもしれませんが、文化財保護の面から言えば、それでは文化財として
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の姫路城の価値がなくなってしまいます。古材を使いながら、しかも、強度的にも満足の
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いくものに仕上げるには随所に新しい工夫が施されています。新しい部材は昔のものに比
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べて2〜3割ほど太くされています。また、補強のために柱と梁の組み手を支える金具は従
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来のものより少し大きくし、荷重を受け止める面積を広くして力を分散するようにしてい
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ます。目に触れないところにも補強金具を増やなどして地震に対する対策がなされていま
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す。東西二本の心柱の根元には幅5.4cm、深さ3.6cmの十字形の通風排水溝を彫って水が
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溜まらないようにしました。加えて、コンクリート基礎と柱の間に厚さ2〜3cmの鉛板を
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はさんで直接コンクリートと触れないように工夫しています。
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